報道発表資料

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1997年05月15日

'97低公害車フェアの開催について

来る5月24日、25日の両日、東京・代々木公園において、環境月間関連行事として『'97低公害車フェア』を開催する。
 
 今回のフェアの特徴は、次の3点である。 
1  展示される低公害車は65車種、82台で、これまでの最大規模。我が国で利用可能なほぼ全ての種類の低公害車が出展される。
2  環境庁が開発した次世代新型電気自動車「ルシオール」を展示、試乗もできる。
3  地球温暖化防止京都会議(COP3)のコーナーを設け、地球温暖化問題に関する情報提供やアイドリング・ストップ運動の呼びかけを行う。
 
 なお、今年度は、12月のCOP3の開催にあわせ、京都市においても低公害車フェアを特別開催する予定である。

 電気自動車・天然ガス自動車などの低公害車の普及は、大都市を中心とする自動車NOx等の大気汚染防止や地球温暖化対策に有効であり、環境基本計画等でも今後の重要な施策の一つとして掲げられている。
 『'97低公害車フェア』は、現在我が国で走行している低公害車及び開発中の低公害車の展示、試乗等を通じて、低公害車に対する国民の理解を深め、その普及促進を図るものであり、次のとおり開催する。
 本フェアは、昭和61年以来、環境月間関連行事として毎年開催、今回が12回目となる。
 

1. 日 時  平成9年5月24日(土) 13:00~17:00
     5月25日(日) 11:00~16:00
 
2. 会 場  東京都立代々木公園イベント広場(入場無料)
 ※JR原宿駅から徒歩7分、NHKホールの北側
 
3. 主 催  環境庁、公害健康被害補償予防協会、東京都
 
4. 協 賛  通商産業省、運輸省、(財)日本電動車両協会、(財)物流技術センター、運輸低公害車普及機構、(財)石油産業活性化センター、(社)日本ガス協会、(社)日本自動車工業会、電気事業連合会、(財)エコステーション推進協会
 
5. 内 容
  {1} オープニングセレモニー(5月24日13:00~13:30)
  環境庁長官、公害健康被害補償予防協会会長、東京都副知事その他の関係者が出席し、挨拶、テープカット、地元の子供たちによるエコメッセージの宣言等を行う。
 
  {2} 低公害車の展示
  自動車メーカー、関係団体等から出展される65車種、82台の低公害車を一挙展示。これは過去最大規模である。
    ※昨年実績は65車種、78台。今回初出展は11車種、13台。
  電気自動車用の充電設備,天然ガス自動車用の充填設備など関連設備も展示する。
  これらの低公害車等は、車種別に「電気自動車の国」「天然ガスカーの国」「メタノールカーの国」「ハイブリッドカーの国」「ソーラーカーの国」にグループ分けして展示し、各車両の特徴等について説明員がパネルやパンフレットを用いて説明を行う。
 
  {3} 低公害車の試乗
  展示される低公害車のうち16台(電気自動車、天然ガス自動車等)を用いて試乗会を行う(「ワクワク試乗の国」)。
  この中には、環境庁が開発した新型電気自動車「ルシオール」が含まれる。
   
「ルシオール」は、小型であるが極めて高性能、安全、快適でしかも低燃費な車を実践するために、環境庁国立環境研究所を中心とするエコビークルプロジェクトで開発された次世代新型電気自動車である。
 
  {4} 地球温暖化問題などに関する情報の提供と呼びかけ
  本年12月に開催される地球温暖化防止京都会議(COP3)のコーナー「COP3の国」を設け、COP3のお知らせや地球温暖化問題に関する情報提供などを行う。
  アイドリングストップ機能付き低公害バスの展示と試乗(東京都営バスの協力)を行い、アイドリング・ストップ運動への参加呼びかけも行う。
 
  {5} その他
  会場内7つの「国」のスタンプラリー、その他各種イベントを実施する。
  来場者の中から抽選で2名に電動駆動補助機付自転車(ヤマハ発動機(株)、本田技研工業(株)の提供)を贈呈する。

  
  なお、今年度は、COP3の開催にあわせ、12月6、7日に京都市の"みやこめっせ"において「COP3記念京都低公害車フェア」を特別開催する予定である。

別添1 出展車両等一覧、別添2 フェア会場案内図については、添付ファイル参照。

添付資料

連絡先
環境庁大気保全局自動車環境対策第一課
課        長 小沢 典夫 内線6520
 低公害車専門官 関川 朋樹 内線6522
 
特殊法人公害健康被害補償予防協会基金事業部
 部        長 吉田 徳久 3586-6041